Categories
建物

未登記建物とは?

建物を建築すると1ヶ月以内に表題登記という建物登記を行うことが法律で義務付けられており、その登記をしていない建物を未登記建物と言います。

義務ではあるが、現実には登記しないまま放置されている建物が多く存在しています。

未登記にままにしておくと、固定資産税が高くなったり売却ができなくなったりするなど、多くの問題があります。

・固定資産税が高くなる

住宅が建っていることを市町村が把握していない土地に関しては、建物が建っていない土地として住宅用地特例軽減処置が適用されないため固定資産税が最大6倍、都市計画税が3倍高いままとなるため注意が必要です。

・融資が受けられない

未登記のままでは抵当権を設定できず、建物を担保に供することができません。そのため銀行も未登記のままでは融資を承認しないため住宅ローンを組むことは難しくなります。

・売却が難しくなる

未登記建物を売却することは不可能ではありませんが、前述のようなリスクを買主は背負うこととなり現実的ではありません。

上記以外にも未登記家屋には様々な問題がありますので、未登記家屋がある場合は一度近くの土地家屋調査士へご相談してみてください。