建物表題登記の費用・報酬相場と依頼の流れ
「建物表題登記を依頼したいけれど、いくらかかるの?」というご相談を多くいただきます。実は物件の規模・構造・資料の有無によって費用は変動します。ここでは費用相場の目安と依頼の流れをご紹介します。
建物表題登記にかかる費用の内訳
- 土地家屋調査士報酬:8万〜15万円程度(木造2階建・100㎡前後の新築)
- 法務局への登録免許税:建物表題登記そのものには課税なし(無料)
- 図面作成・実測調査費用:建物の大きさや複雑さに応じて追加費用
- 交通費・出張費:遠隔地や特殊案件の場合に別途
費用が高くなるケース
- 大型建物(延べ床面積300㎡超)や鉄骨造・RC造など構造が複雑な場合
- 古い建物で建築確認書類が残っていない場合(資料調査・追加測量が必要)
- 増築・改築に伴う登記(既存部分との整合確認が必須)
- 敷地形状が公図と大きく相違する(現況測量が必要)
依頼から完了までの流れ
- 相談・見積り:所在地・構造・床面積・資料の有無を確認 → 費用とスケジュール提示
- 現地調査:寸法測定・構造確認・配置確認
- 図面作成:建物図面・各階平面図を法定様式で作成
- 申請書提出:土地家屋調査士が法務局へ代理申請
- 登記完了:1〜3週間程度で登記簿に反映、完了証を交付
まとめ(要点)
- 建物表題登記の報酬相場は8万〜15万円前後(新築木造2階建100㎡目安)。
- 登録免許税は不要、費用の大部分は調査士報酬と実測費用。
- 古い建物・大型建物・増築は追加費用がかかる。
- 依頼から登記完了までの期間は新築は2~3週間程度、古い建物は1~2か月程度。
無料相談受付:物件概要(所在地・構造・床面積)をお知らせいただければ、費用の目安をご案内します。